このたび当社は、自主管理マンション向け会計アプリ「KURASEL(クラセル)」を運営する、三菱地所グループのイノベリオス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:道祖土修弘)とパートナーシップ契約を締結しましたのでお知らせします。
具体的には、クラセルを導入する(またはこれから導入を検討する)自主管理マンションで、当社所属のマンション管理士が第三者管理方式にて理事長業務を代行します。これにより、管理組合の組合員は、本来管理会社へ委託する会計・出納業務や管理組合が行う理事会役員としての活動から解放され(監事を除く)、なおかつ管理コストの削減や適切なタイミングでの修繕工事の実施等、管理組合運営の大幅な改善が期待されます。また、自主管理マンションで第三者管理方式を採用する場合の課題である「情報のブラックボックス化」も、クラセルが同時に導入されることにより解消します。
なお、それぞれの費用はクラセルが月額16,500円~、プロ理事長が月額36,300円~(いずれも消費税込み)となっており、既にお客様への提案を開始しています。
今後、クラセル株式会社と当社がそれぞれ本スキームを展開し、2026年3月末までに100管理組合の導入を目指します。
昨今、我が国のマンション管理においては「管理コストの増加」「住民の高齢化や賃貸化による管理組合役員の担い手不足」「素人である組合員による管理組合運営の停滞」といった課題が顕著になっており、これらの課題を放置すると管理不全状態に陥り、ひいては社会問題化にもつながります。この2つの課題を同時に抱えるマンションから相談をいただくケースが両者ともに増加しており、互いのサービスを融合して提供することが、お客様にとって最も有効かつリーズナブルな対応策になると考え、このたびの業務提携に至りました。