今日は、前職の管理会社時代の知人と久しぶりに食事。
とても残念、と言いますか、悲しくなるような話を聞きました。
この知人はあるマンション管理士会に所属しているのですが、
マンション管理士の一部が
「管理会社からバックマージンをもらっている」
「工事会社からリベートを得ている」
というのです。
皆さんご存知のように、マンション管理士は国家資格者として管理組合の立場に立ち専門的知識を提供するのが仕事です。
仕事の対価はクライアントである管理組合からもらうのが普通です。
ところが、管理組合からの「管理会社を変えたい」「大規模修繕工事を入札したい」という依頼に対し、一部のマンション管理士は一見中立な立場を取りつつ、実は特定の管理会社や工事会社が受注するように誘導している、というのです。
それも専業で結構稼いでいる人、とのこと。
マージンを渡す管理会社と受け取るマンション管理士。
リベートを回す工事会社と、おいしい収入が欲しいマンション管理士。
これではマンション管理士の評判や世間の評価が高まるはずがありません。
情けない限りです。
また、マンション管理士会へは、最近行政から「管理組合から持ちこまれる苦情が多い」と広報(注意喚起)がなされている、とのことでした。
実務知識のないマンション管理士が偏った意見を押し付けたり、自分達のビジネスになるよう強引に持っていこうとしたり、相談の回答が的外れだったり。
色々と事例がある、とのことです。
一瞬、マンション管理士の肩書きをお上へ返上したくなりました。
名乗ることが恥ずかしい資格にはしたくありません。
管理組合の利益の最大化を目指して仕事をしましょうよ!
マンション管理士 メルすみごこち事務所 ← 恥ずかしく今日は控えめに名乗ります(笑)
にほんブログ村 マンション管理ランキング