マンションの「管理者管理方式」をご存知ですか?
通常のマンション管理組合では、
マンションの管理者=理事長(一般的には「マンションに居住する」区分所有者のうちの一人)であり、理事会を執行機関として日常の運営に当っています。
皆さんのお住まいのマンション管理組合でもほぼこの形だと思います。
一方、「管理者管理方式」では、
管理者=理事長(区分所有者)以外の外部者となり、管理組合運営の実務そのものを外部者に委ねる、新たな方式です。
いま当社では、この「管理者管理方式」の相談案件を3件頂いており、急速な時代の流れを感じます。
なお、業界の方向性として、この管理者管理方式を採用するマンションの傾向としては、
「高齢化して管理組合が機能していかない」
「リゾートや投資用ワンルームマンションで管理組合が機能しない」
という、管理組合が自分たちで運営するのが困難なタイプを想定しています。
私は上記のほかに、「大規模マンション」も将来的には管理者管理方式を採用するであろう、とみています。
なお、当社が取り組む事例の一つは、
「普通のファミリータイプマンションで新築時から管理会社が管理者となっており、様々な弊害に悩まされる案件」
もう一つは
「様々な事情により、通常の管理組合方式から管理者管理方式へシフトチェンジを検討しているマンション」
さらにひとつは
「特殊なコンセプトの新築マンションを企画するデベロッパーが管理者管理を前提に管理規約等の整備を進めるマンション」
それぞれ別のケーススタディですが、当社にとって相当なスキルアップ・実績に繋がることは間違いありません。
今後、本ブログで可能な限りお伝えして行きたいと思います。