マンション管理組合(理事会)の場に限らず、全ての議論に共通する話ですが、、、
欧米文化が外資系ビジネスの波に乗って日本へ一気に押し寄せる今日、日本人の議論下手が浮き彫りになっているようです。
もちろん私も議論下手の一人でしょう(笑)
理由は明確で、日本人は話が「論理的」でなく「感情的」だからです。
また日本人特有の社会性と言えるの思いますが、
マンション管理組合(例えば理事会)に例えてみると、
「年下より年長」
「女性より男性」
「新入居者より分譲時からの長老」
「新米理事より理事経験者」
「少数意見より多数意見」
というように、前者より後者の影響力が常に強くなる傾向にあります。
しかし、諸外国人とビジネス等での接点が多い団塊世代以下の方達の多くは、上記のような日本古来の社会性ではなく、論理的にどうかという視点を常に持っていると感じます。
若い方でも女性でも、しっかりと論理展開する人を見かけます。
さらに、都心部の築浅・高級・超高層マンションを中心に諸外国の方がマンションを購入し管理組合の一員として理事会に出席するケースも多くなってきました。こういう方は日本の感情的議論の文化にまったく染まっていませんので、極めて論理的な話をします。
江戸時代の鎖国以降、単一社会を貫いてきた日本が外国文化を受け入れる過渡期に差し掛かっているように私は感じますが、さて管理組合(理事会)での議論はどのように行うのが良いのでしょうか?
次のブログ「マンション 理事会は論理的話し合いの場?(2)」で
自分の意見を書きます。
マンション管理士 メルすみごこち事務所