前回のブログ記事「管理会社の見積金額を見ると失敗しますよ」では、当所の「管理会社選定コンサルティング業務」において見積金額にそう大きな価格差がない限り、
『洞察力(観察力)』『問題提起力』『提案力』
といった中身を重視した会社選定を提案している、と書きました。
とお話しすると、、、
「お宅のコンサルティングでは管理費は安くならないの?」
「管理費削減は期待できないの?」
という声が聞こえてきそうです。
もちろん下がりますよ。管理費は必ず下がります。
でも、当所がやらなくても、管理費は下がります。
もっと言えば、
管理組合が自分達で取り組んでも、同じくらい下がります。
あなたは大きな誤解をしています。
多くのマンション管理士や管理費削減のコンサルティング会社は、
『当社のコンサルティングで2割3割、、、5割下がります』とアピールしています。
いかにも『管理費削減には特殊なノウハウが必要です』と言わんばかりです。
ところが、そんなノウハウはありません。
言葉を言い換えると、ノウハウなどなくても、管理費は十分に下がるのです。
コンサルタントが入っても入らなくても『相見積を取れば』管理費は必ず下がるのです!
しかも、
コンサルが入っても入らなくても、管理組合独自で『同じ金額くらい削減できます!
本当です。
何故か?
答えは簡単です。
『元々の管理費が高めに設定してあることが多いから』
これだけです。
え、小さい?
『元々の管理費が高めに設定してあることが多いから』
です(笑)
元々高めに設定してある管理費を『安くする』のは、ノウハウでも何でもありません。安くするのではなく、他社と比較して相場にするだけなのです。
あなたはこの事実を知らないから、コンサルティング会社とかマンション管理士に「下げます!」言われると、『頼もうかな』と思えるのでしょう。
特に最近のマンション管理士は、自分が住んでいたマンションで理事長をやったときに成功した相見積体験をそのままプロとして提案してきます。
肩書きに弱い日本人だからこそ、気をつけてください。
管理費はコンサルタントを入れなくても同じ位下がる、と言うことがご理解いただけましたか?
次回ブログでは、多くのコンサルティング会社やマンション管理士が行っている「成功報酬制度」の功罪について、わかりやすくお話します。