特に小規模マンションで、1階エントランスホールのすぐ脇に101号室のあるマンション。昭和~平成初期の中古マンションにわりと多く見られます。
ところでこのような形状のマンションの101号室は、マンション管理・中古マンション購入のひとつのポイントとなることがあります。
居住者には罪がなくても、マンションのイメージを左右する一因が101号室にはあります。
101号室の玄関ドア周りはエントランスホールの美観に影響するため、傘などが立てかけてあるだけでイメージダウンとなります。
さらに101号室に専用ポーチが付いている場合、そこに私物を置いたり一時的にゴミを置いておくことでますますイメージが下がります。
また(これは仕方のないことですが)、101号室の玄関ドア上に排気口が設けられていると、焼き魚の匂いがエントランス中に充満することとなります。かつてマンション仲介業に従事していた頃、ちょうどお昼時にマンションを案内した際に秋刀魚のにおいに遭遇してしましまい、買い手のマンション購入意欲をそがれてしまったことがありました。「匂い」ではなく「臭い」と受け取られてしまったのです。
小規模マンションのエントランスホールはコンパクトにできており、風通しが悪いとにおいは溜まってしまいます。
更には、101号室の専用庭がエントランスアプローチの脇にあり、目隠しの植栽の向こう側からペット臭が流れ、エントランス周辺をペットの臭いで充満させていたマンションもありました。ペット可のマンションでしたが、飼育マナーが悪く専用庭で糞尿をさせていたようなのです。
そのマンションに遊びに来た子供が子供心に「お前のマンション、動物園の臭いがするぞ」と鼻をつまんでいたのを思い出します。
最近の新築マンションではほとんどお目にかからない『住込管理人』タイプのマンションでは、この住込管理人居室が管理事務室とつながって配置されており、当然エントランスホールと隣接しますから、101号室と同様の問題を抱える可能性があります。
エントランスはマンションの『顔』であり、管理組合の公共の場所です。この場所に個々の生活を窺えるものが見えるのは好ましくありません。
逆を言えば101号室が周辺をきれいにしておくことでマンションのイメージが上がりますので、頑張って欲しいと思います。
最近の新築マンションでは個々のプライバシーを尊重する世の中の流れを受けてか、居室とエントランスホールに距離を置いたり、排気口をバルコニー側に逃がしたりと工夫しているようです。
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