昨晩、ガイアの夜明けをようやく見ることができました。
(BSデジタル放送に感謝)
100年マンションとその中身(SI=スケルトンインフィル・外断熱工法)が、分譲価格や立地面などに比べマンション購入予定者の購買意欲を刺激できない現実、それでも本物のマンションを追求し奮闘するディベロッパーの姿が上手に描かれていた番組で、一般の消費者にはわかりやすかったのではないでしょうか?
実はこの番組より4年も前、平成14年に興味深い本が発行されています。
「マンションを100年もたせる…ストック時代のハウジング…」
(日本マンション学会マンションストック評価研究会、(財)マンション管理センター共編、オーム社から出版)
「ガイアの夜明け」の内容について、わかりやすさを残しつつもより専門的・多角的に考察を加えている秀逸本です。ぜひお勧めしたい一冊です。
ところで、今後日本で100年マンションを普及させようと考えた場合、上記のSIや外断熱以外にもいくつかの条件があります。
この本の中に、「長持ちするマンションの条件」という一文があり、以下を列記しています。
1)構造体が丈夫である(耐久性)
2)部材や設備が交換しやすい(更新性)
3)変化に応える空間のゆとりがある
4)維持管理がしっかりと行われている
5)地域の中で価値を認められる
6)都市や地域として継続する
昨日の番組で戦っていた企業は、外断熱やSIの導入で、1)~3)の解決方法を示しています。
そして現在当事務所が取り組んでいるのが、4)になります。5)6)にはまだ踏み込めていません。
今後、日本が本腰を入れて100年マンションを唱えるのであれば、
ア)上記の1)~6)すべてに関わり横断的に見渡す視野をもった組織(人材)が必要になります。
現在の日本では、
・分譲(ディベロッパー)
・設計
・施工(ゼネコン)
・管理(マンション管理会社)
・流通(中古の仲介会社)
これらマンションに関わるセクションがバラバラの企業であり、各自が良い仕事をしても、マンション業界全体として良くなっていかないのが現状です。
イ)公的機関が高品質マンションに対し「何らかのお墨付きや補助」をし後押しをする必要もあるでしょう。
その結果、消費者も本物の価値を理解し、正しい選択をすることができるようになります。
私もマンション業界に携わる以上、業界の明るい未来とマンション居住者の住み心地向上へ貢献したいと強く考えています。
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