(マンションみらいネットのススメ(1)の続きです。)
(Q)なぜ今「マンションみらいネット」が必要なの?
(A)人口の減少期に入り日本の住宅事情も大きく変わり、良質な住宅はできるだけ長く維持管理していくことが社会の要請になりつつあります。そして、管理状況がきちんと評価される既存住宅市場の確立も大きな課題です。
マンションの長い歴史のうちには、理事会役員はもちろん区分所有者もどんどん入れ替わっていきますが、それでもマンションの管理上の記録や歴史は引き継がれていかなければなりません。その役割を担うのが、「マンションみらいネット」です。
(Q)マンションの歴史や風土を未来に伝えることが重要なの?
(A)マンションの歴史は重要です。次の修繕計画のためには前回の工事記録が必要ですし、ルールの改正には、ルールが作られた背景を知っておく必要があります。と同時に、マンションの歴史は、先人の努力の連鎖でもあり、それを知ることはマンションの風土を育てます。これからは住むことに対する価値も多様化しますから、自分達のマンションがどういう方針を持ったマンションなのかを共通認識することも、とても重要です。
…マンション管理センター通信 付属資料より…
(深)とても判りやすいQ&Aですね。
外観や現況・価格だけで中古マンションを購入する人が多いのは、それだけ管理に関する情報が少なく、またその情報が重要視されていなかったためでもあります。
不動産仲介業者の営業マンでマンション管理の実務を知る人はほとんどいませんし、知れば知るほど「管理の悪い」マンションを売りづらく(商売しづらく)なりますから、ますます購入予定者へ情報が届きにくくなります。
その結果、
「管理人が常駐だから安心」
「修繕積立金が○○○○万円貯まっているから安心」
「大規模マンションだから安心」
程度の情報で管理の良し悪しを説明されてしまい、それを鵜呑みに中古マンションが取引されてきました。
それが今後はみらいネットの普及で、マンション購入予定者がそのマンションの情報をインターネットで閲覧することにより、マンション管理の過去や現状、将来性を知ることがでるため、より高度な判断材料を得ることになります。
今後の不動産仲介業においては、単なる「物件の斡旋屋」としての機能だけでなく、みらいネット情報を中心とした管理面からのアドバイスができる能力が必要になってくるでしょう。
(消費者の意識がそこまで向いていないのが現状ですから、もう数年待つことになるでしょう。)
(続きは次回です。)
(参考1)
「マンション管理みらいネット」
(参考2)
メルすみごこち事務所
中古マンション購入前「住み心地」調査業務
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