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何故マンション管理士は管理組合から採用されない(頼られない)のでしょうか?
の続きです。 (前回ブログはこちら)
その理由は大きく3つあります。
1)管理士の存在を知らない人が多い
この国家資格が産まれてまだ5年程度と言う事と、悲しいかなマンション管理に興味関心を持ち悩んでいる人が少ないことが基本的な要因です。(国の施策である以上、国によるアピールが必要ですね。)
もし自分のマンションに興味関心があり、様々な悩みを抱えていたとして、マンション管理士という資格があることは認識しているけれど、どこの誰に頼めば良いのかが分からないという人もいるでしょう。(マンション管理士によるアピールも必要です。)
→ 財団法人マンション管理センターHP内に、「全国のマンション管理士団体一覧」があります。こちらから地元のマンション管理士を紹介してもらうのが良いでしょう。さらには当事務所のようにホームページ等から検索するのも一つの手です。
2)資格取得者の経験不足
マンション管理士の存在に気づき、地元にもマンション管理士がいることが分かりましたが、問題はココからです。管理士の側の問題です。
ただ国家資格を持っていれば管理組合のアドバイザーになれるかと言うと、全くそうではありません。全くのペーパードライバーや経験の少ない管理士の非常に多いのが現状です。
同じ士業でも、弁護士や公認会計士はどうでしょう?彼らはその仕事で生涯収入を得ることを目的としていますし、独立するためにはある程度の実務期間を必要としますから、問い合わせを受ける頃には一人前の力を持っています。
ところがマンション管理士の場合、上記資格ほどの試験レベルでないこともあり、資格取得者の多くが「自宅マンションで理事会役員を経験した」「資格を持っておけばいづれ役立つかも」という程度の認識の人で構成されています。
残念ながら、これらの資格取得者では管理組合の戦力にはなりません。組合運営から建築・設備・法務に至るまで幅広い知識と、多くのマンションでの経験、その経験を使いケースバイケースでの応用力が必要がなります。自宅マンションの理事を経験した程度では難しいと考えます。
またマンション管理会社の社員が勉強で取得するケースも多く、こちらは経験豊富で良いのですが、彼らは「管理組合の立場に立ちアドバイスする」という管理士の趣旨とは逆の立場にあるため、残念ながら現実的に自社管理のマンション以外に役立つことが出来ません。
更に管理士の側の問題として一番感じるのが、「冷静な聞き役に回れない管理士が多い」ことです。
自宅マンションで役員を歴任し「マンション管理に目覚め」、自信をつけている資格者に多いのが、自分の持っている知識の範囲で『こうあるべき』と一方的に決めてかかってしまう人です。
非常な自信家であることと、良かれの気持ちが強い性格、そして経験不足が理由でしょう。
一つの課題に対し、費用対効果やリスクリターン・管理組合の置かれている状況などによって2~3の提案を用意すべきであるにもかかわらず、自分の成功体験を全面に押し出し推進しようとする人が実に多い。私が出会った管理士はこのような性格の方が多かったです。
私が管理組合の人間であったら、このような人には依頼したくありません。
マンション管理士が管理組合から採用されない理由3)
私が描く理想の管理士像は、次回書きます。
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