マンション管理コンサルタントで埼玉県川口市に居住の武居です。
私が当社に入ってから、代表に埼玉オフィスの出店を提案しました。
お陰さまで京浜東北線の川口駅近くに小さいながらも構えています。
なぜ、埼玉県内にオフィス出店をしたかったか?
それは、当社へのお問い合わせのほとんど(8割)が、
東京23区
東京都下
神奈川県
に集中しており、埼玉県内のマンション管理組合からのお問い合わせがほとんどなかったからです。
人口650万人で、東京に近い地域はマンションだらけなのに、です。
埼玉県内の管理組合からお問い合わせが少ない理由を想像すると、
以上の4つを考えました。
このなかで、「本社(渋谷)が遠い」(せめて池袋にあれば親近感が湧く)と「地元の企業に相談したい気質がある県民性」という仮説を立て、川口にオフィス展開したのでした。
1年半前に川口オフィス設立の告知をして以来、埼玉県内のマンション管理組合からお問い合わせを頂けるようになりました。
マンション管理の相談だけでなく「防火管理者の外部委託」の相談も多いんですよ。
上の仮説のうち、下の2つ、つまり「そもそもマンション管理の相談先があるのを知らない?」「管理会社のサポートだけで満足している管理組合が多い」については、埼玉県のマンションに限った話ではないですが、多くの管理組合で共通していると思います。
そこで当社がご提案したいのが、埼玉県の分譲マンションアドバイザー制度です。
この分譲マンションアドバイザー制度は、マンション管理組合の希望に応じて、埼玉県がマンション管理士を無料で派遣する制度です。
さすがに住宅におけるマンション化率が高まっている埼玉県、行政としてこのようなバックアップがあるのですね。
分譲マンションアドバイザー制度のホームページには「お悩みのある管理組合の方は、、、」とあります。
でも「うちのマンションには悩みはない」「そもそも何が課題なのかがわからない」「現状で問題があるのかが知りたい」といった声もあると思います。
そこで、「実際に管理組合が課題や問題・トラブルを抱えているかは関係なく」この制度を活用してマンション管理コンサルタント(マンション管理士)を活用してはいかでしょうか?
例えば、自分のマンションが問題ないと思っているなら、本当に問題がないことの「裏付け」としてコンサルタントにマンションを見てもらい「確かに問題はありませんね」と言って貰えれば、安心できますよね。
外部者に自分のマンションの管理状況を見させて、客観的な意見を得る機会と捉える、ということです。
経験と技術のあるコンサルタントなら、マンションへ行き資料を見たり現地を確認すれば、問題点は見つけられます。
また、この制度を利用して「そもそも管理組合(理事会)コンサルタントがいるってどんなものか」を体験することができます。
埼玉県に登録しているマンション管理士の登録リストからを一人を選んで、県に派遣を依頼するだけで、手続きはそれほど大変ではありません。
当社の中でも埼玉県出身で県のマンション管理士として登録しているのは私だけです。
お陰さまで、現在2件の管理組合から選んでいただき、マンション(理事会)に伺っています。
一件は、川口市のあるマンションの修繕委員会の皆さんへマンション管理や修繕に関する勉強会をさせていただきました。お陰さまで好評をいただき、今度は全体に向けて話してほしいということになりました。
他の関心の低い理事さんや住民への啓蒙的な活用の仕方でも大丈夫です。
もう一件は、新座市のマンションで、大規模修繕工事の設計監理者を募集したのは良いけれど、その中からどうやって業者を選定すれば良いかわからない、と言う具体的な悩みをお持ちの管理組合でした。
私が埼玉県の登録マンション管理士としてお邪魔し、お話を伺ったうえで課題を整理して業者選定を支援・理事会への報告も支援するなどして、理事会での円滑な意思決定を助けるコンサルタントの仕事を体感していただきました。
埼玉県の無料制度の活用はここまで。
あとは有料で別途コンサルタント契約を結ぶかは管理組合次第となりますが、少なくとも「コンサルタントがいたほうがイイね!」「管理会社はとてもここまではできないよね」と、ここではじめてコンサルタントの活用の仕方やメリットに気づく管理組合は多いと思います。
もちろん、マンション管理士にも混合玉石あります。9割以上のマンション管理士が顧問先をもっておらず、コンサル経験のない「ペーパードライバーのような管理士」であり、「メシが食えていない」というのが現状です。
埼玉県のマンション管理組合の皆さん、当制度を使って無料でのお試しは、ぜひ武居(たけい)をご指名ください。無料でも必ず何らかのお役立ちになることをお約束いたします。