一方で、上記のような問題が何とか解決し、管理組合に安定期が訪れようと
すると、これまで奮闘してきた『信長タイプの理事長』のエネルギーは、
平和の中では逆にもて余すことになります。
戦争・混乱期のリーダーは英雄ですが、
平和・安定期で同じスタンスでは独裁者です。
他の住民に請われ理事長を歴任していくうちに、
推薦が自薦になり、当然になり、段々と独自の『色』が出始めることが
多いです。
平和・安定の時代には『古いものを破壊していく強力なリーダー』よりも
『得られた平和・安定を如何にして長く維持・向上できるかを考える
合意形成を重視したリーダー』が必要になっていきます。