2016.3.24~メルマガ第100号~
[今号のお題:わかりやすく!標準管理規約の改正とマンションへの影響①]
皆さんのマンションには、必ずマンション内ルールである「管理規約」があります。この管理規約に則り、理事会はマンション運営をしなければなりませんし、組合員もこれに則りマンション運営に協力しなければなりません。
管理規約はマンションが新築した際に、分譲会社が(管理会社に作らせて)用意します。新築後は、この管理規約を管理組合で自分たちの運営しやすいようにカスタム(改正)することが可能です。
さて、この管理規約、マンションごとに分譲が会社が一から作っているわけではありません。マンション管理を管轄する国土交通省が、管理規約の「雛形」「見本」を用意しています。
それが[標準管理規約]です。
この管理規約の「雛形」「見本」である標準管理規約が、3月14日に改正されました。
改正されてもあくまで「雛形」「見本」ですし、すでに皆さんのマンションには既存の管理規約がありますので「それがなにか?」と思うかもしれませんが、マンション管理業界には結構大きなニュースです。
なにしろ、ほとんどの分譲会社は「標準管理規約」をたたき台に新築マンションの管理規約を用意しますし、多くの管理会社は「標準管理規約」と「あなたのマンションの管理規約」とに差分があれば、マンションごとの実情に関係なく、標準管理規約に合わせるような改正を提案する可能性があるからです。
世の中のマンションルールのスタンダードが変わる=マンション管理組合を取り巻く環境が変わる可能性がある、ともいえます。
管理規約の「雛形」「見本」である標準管理規約の改正は、世の中のマンション管理の流れを反映しています。
次回から、具体的な改定内容を記してみます。
※(参考)新しい標準管理規約はこちら!
(続く)
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以上、「メルマガ100号は大竹編集長のお尻叩きがないと成り立たない」仲間にも感謝 深山 州のコラムでした!