マンション管理コンサルタントの深山です。
管理組合からの相談で比較的多いのが、
[管理費を削減したい]
というものです。
理事会へ行くと、インターネットで色々と調べて
[うちのマンションの管理委託費は高いんじゃないか]
[管理費を削減したい]
[電気料は?保険料は?]
と、意欲に燃える熱い理事さんと、
[今の管理会社は良くやってくれている]
[安かろう悪かろうになったらどうする]
[安心料だ]
と一歩引いた(と言うより、熱い理事さんを見てドン引き!?)理事さんとに分かれます。
そして、熱い理事さん2:ドン引き理事さん8 の割合なのが、私たちが理事会へ初めてお邪魔したときの雰囲気です。
そこで、私たちは皆さんにこう説明します。
管理費は皆さんの家庭に例えるなら、生活費ですよ、と。
生活費って、たいていの家庭では、毎月●●万円って枠があって、
その中でやりくりするじゃないですか。
住宅ローンがいくら、食費がいくら、学費がいくら、お小遣いがいくら、マンションの管理費がいくら、、、と。
生活費って、[レベルが同程度なら、少しでも安いほうが良い]ですよね?
例えば食費。にんじんや大根って、同じ品質なら少しでも安いスーパーで買いたいし、宅配してもらいたいですよね?
例えば住宅ローン。ローンに色はありませんから、利率が低くて毎月の支払いが下がるなら、借り替えを考えますよね?
マンションの管理費も、家庭における生活費とまったく同じなんです。
同程度の品質なら、なるべく安いに越したことないんです。
じゃ、どうして見直しを考えないのですか?
生活費と同じように、考えない手はないですよね?
あ、ここまで聞いて[理解したけれど面倒くさい]と思う理事さんは、
熱心な理事さんを信頼して、見直しの取り組み自体には賛成してあげて下さい。
100世帯のマンションなら、見直しの1/100はあなたに還元されるのですから。
じゃ、なぜ生活費を見直しするの?
見直しして削減できた管理費は住民へ還元されるの?
だったら嬉しいですよね!?
(続く)
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《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》
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