都内の顧問先マンション管理組合で、長年維持してきた立体駐車場を撤去することとなりました。
満車にはほど遠く、収益性が低い一方で、今後の修繕や建て替えコストを想定すると、この立体駐車場は割りに合わない設備になる計算でした。
理事長の「マンション管理組合として無借金運営をしたい」というポリシーと先見の明、理事の皆さんの熱い議論、そしてひとつの方向へ向かう協力姿勢、さらには管理会社の誠実な支援とがひとつになり、大きな改革を成し遂げることにつながりました。
さて、現在はこの立体駐車場の跡地利用についての議論がスタートしています。
平置き駐車場にする?小型の機械式駐車設備を入れる?防災倉庫は?集会室?収益重視?コミュニティ重視?などなど、、、
初回の理事会ではブレストになり、では次回も続きを、ということで解散後、改めて跡地を眺めると、あまり大きな面積ではなく、利用イメージが沸きません。
ムム、これでは面白くない!
(すみません、私は面白いかどうかで見る癖があります。)
そこで、駐車場跡地を後にして館内に入り、駐輪場へ。
おっ!なるほど!
跡地だけで見ると発想が限定的も、跡地を加えた一体の土地の利用方法なら、色々と整理ができそうです。
ということで、駐車場の跡地を加えた敷地の改良プランを3つ。
理事会にとって多くの選択肢は、ヒントであり、押し付けではありません。
でも毎日そこで生活している皆さんより、外部から好奇心をもってみる自分の目のほうが、面白いことを考えやすいものです。
住民の皆さんにも「柔らか頭」になっていただき、ブレストに花を咲かせた上で最終決定される利用方法は、あらゆるシーンを検討した後の結論として、多くの理事さんや住民が満足・納得できるものです。
私たちマンション管理コンサルタントの仕事は、皆さんが元々持っている「柔らか頭」を促進させて、一緒に最適な答えを探す手伝いをすることなんだ、そう思います。
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《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》
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