当社では毎日、マンション管理会社の行政処分発表を毎日確認しています。
管理会社が、
・管理員やフロント担当者による管理組合のお金(管理費)の着服
・管理組合の預金口座(通帳)と、引き出すための印鑑(理事長印)を共に所持
・法律で定められた管理組合への報告義務の違反
などの対応について管理組合からの通報があり、(または管理会社が自ら申告し)、
行政処分が下されます。
ここ2週間ほどの間に、3社が相次いで行政処分を受けていました。
なぜ当社ではこの行政処分の情報を追っているのか?
例えば、現在マンション管理会社の変更をコンサルティングしている管理組合に対して、
見積参加のエントリーをしている管理会社の処分歴や現状を把握しておくことで
理事会の皆さんに選定の判断材料となる適切な情報を提供し、
精度の高いアドバイスを差し上げるためです。
またこの情報提供や情報に基づくアドバイスが、
合意形成の上で大変役立ちます。
組合員へ管理会社変更プロセスの説明をするにあたり理事会の皆様を守ることになります。
実はこの行政処分歴の毎日確認は、以前にコンサルティングさせていただいた
とあるマンション管理組合様でのトラブル(お恥ずかしい話)が基でスタートしています。
仕事のヒントはお客様(管理組合)が持っています。
失敗を受け止め糧とすることで、仕事の質が上がります。
いつになっても肝に銘じて、謙虚に仕事をしなければなりません。
マンション管理士(管理組合コンサルタント) メルすみごこち事務所
《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》