マンションの長期修繕(積立金)計画とは、
ア)日々劣化する建物や設備の修繕や更新を何年後にいくら位の支出を予測すれば良いか、
イ)支出を賄うために皆様から毎月徴収する管理費等(修繕積立金といいます)で足りるのか、不足するなら何年後にいくら位足りないのか、
を記した計画です。
この長期修繕計画の精度が低いと、建物や設備の劣化度合い・将来の劣化予測を知ることができず、修繕積立金の過不足がわからない状況になります。
このことは裏を返せば、もし管理組合に現在十分な修繕積立金が貯まっていない場合、屋上からの雨漏りや外壁のひび・設備の故障・配管の損傷などに対応するだけの資金がない(将来なくなる)ことが判明した場合、
・区分所有者(組合員)が毎月納めている修繕積立金を値上げしたり、
・修繕工事の際に皆様から現金を一括徴収しなければ建物・設備の維持できなくなる、
というリスクを背負っていると言えます。
あなたのマンションの長期修繕計画は大丈夫ですか?
もし「見方がわからない」と言う方は、簡易診断しますので送ってください。
もし「そんな計画を見たことない」と言う方は、管理会社が持っていますので取り寄せて下さい。
長期修繕計画をチェックすることは、管理組合の健康診断を行うことですね。
マンション管理士(管理組合コンサルタント) メルすみごこち事務所
《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》