2月1日付けのブログ記事、”東急コミュニティーがコミュニティワンを買収”をアップして以来、
・コミュニティワンの管理物件に住んでいるのだけど、この先どうなる?
・ユナイテッドコミュニティーズってどんな会社?
と、買収された側に関する質問や相談を受けますが、やはりなんと言っても
・東急コミュニティーってどうなの?
という質問が非常に多いです。
今現在、東急コミュニティーが管理するマンションにコンサルタントとして入っている管理組合様が同時に3つありますし、過去にもありますので、色々と見させて頂いたつもりです。
しかし、正直なところ私には「東急コミュニティーとは、、、」という特別な見解や感想を持っていません。
言えるとすれば、「定量的」な点でしょう。
約45万戸のマンション世帯を管理する業界一位の規模に躍り出たことや、拠点の数、スタッフの数、管理業務主任者や一級建築士の数、売上高、、、
といった数字は業界でもトップクラスです。
東急ブランドもあるでしょう。
一方で、「定性的」な点ではどうでしょうか。
理事会様に気配りができてクレバーな担当者がいれば、
横柄で顧客志向にないフロントマンもいました。
理事会の運営がうまくいくように腐心する担当者がいれば、
大規模修繕工事の受注に奔走する方もいました。
我々マンション管理士と協業しながら共に管理組合利益のために頑張るフロントマンもいれば、
我々のようなコンサルタントを目の上のたんこぶのように煙たがり排除しようとする担当者もいました。
結局のところ、労働集約型から脱することができず、
会社としての独自性を出すことができていないマンション管理業界では、
どこの管理会社もほとんど変わりない、、、言い換えますと、担当者や管理員さんによって
印象が変わる、ということです。
ですので、「東急コミュニティーってどんな会社?」と聞かれも、
ピタッと来るような回答は差し上げられないのです。
私がこの業界に転じて10年、
マンション管理業界はいまだにそういう業界なのです。
マンション管理士(管理組合コンサルタント) メルすみごこち事務所
《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》