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町内会・自治会とマンション

今年は複数のお客様(マンション管理組合様)の課題として、

「マンション内自治会の立ち上げ」

があることから、「自治会」「町内会」という言葉に敏感になっています。

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年末に帰省した、妻の実家のある愛知・岩倉市のとある町内会。
妻のお母さんがこの町内会の役員をしていることがわかり、色々と聞いてみました。

なんと、町内会費が世帯当たり月額1,000円!これにはびっくりしました。
多くの分譲マンションでは世帯当たり100~300円程度、という固定概念があったからです。
約300世帯の戸建てが立ち並ぶこの町会では、単純に年間予算360万円、と言うことになります。

どうりで夏祭りや年末年始の行事が盛んなはずです。
また町会の建物や道の四つ角にある防犯ブザーなどを町内会が自前で用意しているため
その維持費(マンションで例えるなら修繕積立金でしょうか)に多くのお金が必要のようです。

さらに驚いたのは、この地域に引っ越してくる入居者のほとんどが、
月1,000円の町会費を納めている、ということです。
拒否されたことはない、と。

会費には地域差もあるように思います。
首都圏の都心近郊地域では自治会の存在意義すら問われているようなところもありますが、
名古屋から鉄道で30分ほど走らせると結構郊外です。
都心から郊外へ、郊外から田舎へ行くほど、まだ町の、人のつながりが強いと思われます。

一方で、こちらの町内会にも課題もあります。
これは首都圏の都心近郊と同じく、町内会の「役員の高齢化」と「なり手不足」です。
私たちも年末年始の行事へ勉強も兼ねて参加してきましたが、
運営側は全員がシニアで、6●才のお母さんが一番若く見えました。

もっとも、いまのシニア世代は実年齢より若くて体力もありエネルギッシュなので
当面は問題ないのでしょうが、次世代の担い手が育っていないのは間違いありません。

元気があり「最近の若い者」へ指導したがるシニア世代と、
それを鬱陶しく思い壁を作る、不況のあおりでお金と時間と体力の失われていく
そんな若者とのギャップが、自治会活動から働き世代を遠ざける一因になっています。

また「地域に依存しない」「近隣と関わりたくない」と考える
若者世代の考え方もあるでしょう。

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マンション管理組合と自治会とは「組織の目的が違うから切り離して考えるべき」
と主張される方が多いです。

「管理組合の目的に自治会が活動すべきコミュニティ醸成も含めて当然」と考える
私にとっては、多く考えさせられる話題でした。

岩倉のお母さん、ありがとうございました!

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