マンション管理組合という組織はコミュニケーションを取るのにかなり苦労する団体です。
あなたが理事長で、どんなに正しいことを考えや想いを持っていても、他の理事さんや居住者へ正確に伝えなければ全く意味がありません。
いえ、「伝える」のではなく「伝わる」ように説明しなければ意味がないでしょう。
伝わらないならまだしも、間違って伝わることで全然違う受け取られ方をし、却ってトラブルになります。
正しい考えを持ちマンションを改善したい理事長さんの多くは、ここで足止めに合います。
マンション管理組合では「説明」に細心の注意を払うべきでしょう。居住者や理事会役員はあなたと環境や生きてきた歴史・価値観が異なり、たまたま「そこにマンションがあったから」同居しているだけなのです。
・専門用語を使わない
・ゆっくりと話す
・笑顔で話す
・複雑な内容は図で見せたり例え話でイメージさせる
・一方的に話す前にみんなの意見を聴く(「聞く」じゃないですよ)
・反論があって当たり前、多様性と受け止めて感謝する
これくらいの配慮があって、初めて伝わると思って下さい。
では、説明が下手な方はどうすれば良いか?
答えはとても簡単。
説明が上手な方(説得力のある方)に説明してもらうことです。
池上彰さんや中谷彰宏さん、そして彼らから勉強した私とか(笑)
大切なのは「あなたが伝える」ことではなく、
どんな方法であれ「大切なことが伝わる」ことです。
こんな暑い夏の理事会こそ、イライラせず冷静に、楽しく感謝の気持ちをもって臨んでください。