小規模マンションの管理組合運営について、過去のブログ記事を集めた「処方箋」ページが弊社ウェブサイトにあります。
先日当社のコンサルティングを総会で採用頂いた神奈川県大和市のマンションは、この処方箋に書いた内容を自然と実践しつつあるすばらしい管理組合です。
元々当社へお問い合わせを頂いたとき、理事長はほとんど孤立無援状態でした。
管理会社からのサポートは弱く理事会が開催できない。
居住者が自分のマンション運営に関心を示さない。
住民同士の交流はまったくない。
ない、ない、、、の状態で3年を迎えていました。
それが、理事長が当社に相談に来ていただいてからわずか4ヶ月。
たった一人の取り組みが副理事長を巻き込んで2名となり、有志の居住者に語らい4人になり、住民説明会で8名、16名と増え、なんと臨時総会では30名全員が出席や書面提出により意思表示をしてくれました。
それまでは居住者同士がエントランスホールですれ違っても無視だったのが、今ではエレベーターの中で会えば「こんにちは」「蒸しますね~」と挨拶が普通になり、なんとも風通しの良いマンションになっています(理事長談)。
「それが一番良かった」、と奮闘された最年少理事長。
「これから皆で助け合った頑張らなくちゃ」と笑顔で意気込む最高齢の副理事長婦人。
「皆で話し合ってマンションを良くしましょう」と盛り上がる有志の皆さん。
「私、管理のことはわからないけどイベントならできるわ」と盛り上がる奥様方。
最初は小さな灯火ひとつ。
都会のマンションなんて、そんなものです。
はじめはそれで良いんです。
それが、2→4→8→16、、、となっていく。
後から火がついてコミュニティが成立するかどうか。
ここがマンションで気持ちよく住めるかどうかの境目です。
また管理組合として改善の道が開けるかの分かれ道です。
大和市のマンション管理組合の皆さん、これから「楽しく」改革を進めましょう、宜しくお願い致します!
※1から30にしたい小規模マンション理事さん、気軽にご相談ください。
盛り上げるのは管理会社にはなかなかできませんよ。