午後から世田谷区の閑静な住宅街に佇むマンションへ。
まだ築数年で建物は新しく、また敷地や共用部分は全体的に丁寧に手入れされていました。
今日は理事会三役との初回面談。理事会コンサルタントを探しているとのこと。とても熱心です。
一通り質問を受けた後、集会室からふと、街路樹と別棟建物の外壁タイルの美しい景色へ視線を移したとき、理事さんの一人から、
「うちのマンションをみてどんな感想ですか?」
と聞かれました。
私はつい、
「マンションの印象や新しさと、いった「現在」よりも、現在の状態が将来にわたり維持・向上できるかどうか、という点に関心があるので、あまり外観とか見ての感想ってありません。」
と、ポロっと素っ気ないことを言ってしまいました。
本当に素敵な佇まいで植栽も映え、静かで綺麗な外観だったのですが、なぜか自然としゃべっていました。
しかし、帰りの電車で振り返ってみると、、、
やはりあの答えは私の本音だということが確信でき、少しほっとしました。
日々の管理組合運営を通じて「住み心地」や「不動産価値」の維持向上を図ることがモットーであることを考えると、
見た目に意識がいかない旨の回答は、良く言えば
「職業病が油に乗ってきた」
ということかもしれません。
変に納得しながら井の頭線に揺られていました。