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ニチモが民事再生法の適用を申請

マンションデベロッパーがまた倒産しました。


今度はニチモ㈱です。
日本綜合地所には及びませんが、757億円の負債です。


ニチモは東京・近郊では『ルイシャトレ』『ヴォアーレ』


ブランドでファミリータイプのマンションを分譲していました。不動産仲介業に従事していたときから親しみのあったデベロッパーでした。


 


昨日の打ち合わせ中、一緒に仕事をしているパートナーの携帯電話に『とうとうニチモが飛んじゃったぞ』と知人の不動産会社社長から電話がありました。


そのパートナー曰く、
『次は○○と○○、○○も近い』とのこと。不動産業界事情通の彼のことですから、当たっているかも知れません。



デベロッパー淘汰の時代、本格的になってきました。


(以下は帝国データバンク『大型倒産速報』より抜粋)
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「東京」 東証2部上場のマンション分譲業者、ニチモ(株)(資本金40億6397万321円、千代田区神田美土代町7、登記面=大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4、代表辻征二氏、従業員183名)は、2月13日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

当社は、1955年(昭和30年)9月設立の南海ブロック(株)が前身で、70年(昭和45年)10月に額面変更のため、46年(昭和21年)11月設立のニチモプレハブ(株)に吸収合併された。71年3月に大証2部、78年3月に東証1部に株式を上場し(2004年2月に東証2部に指定替え)、この間の77年1月に現商号に変更した。

 マンション分譲を手がけ、設立以来順調に業容を拡大してきたが、バブル期の拡大路線が裏目に出て、2003年9月期に固定資産売却損失引当金繰入額の特別損失を計上し、大幅な債務超過に転落。このため、2004年3月に取引金融機関より債務免除約294億6100万円、債務株式化約88億8600万円の金融支援を受け、経営再建に努めていた。

近年では、首都圏(約7割)、近畿圏(約3割)など都市部を中心に中高層マンションの分譲を手がけ、「ルイシャトレ」「ヴォアール」「ジョイシティ」などの自社マンションブランドを展開。ファミリーマンションを得意とし、近年では、ワンルームマンション、DINKS・シルバー世代向けのコンパクトマンション開発にも注力し、コンパクトマンションは不動産ファンドへの一棟売りも実施。好調なマンション市況を背景に2007年9月期の年売上高は約609億6100万円を計上していた。

しかし、サブプライムローン問題のほか、土地や資材価格高騰などからマンション販売の遅れが顕著となり業況は急速に悪化。資金調達環境も厳しさを増すなか、引き渡しを予定していた大口取引先との売買契約が解約となるなどしたことで2008年9月期の年売上高は約290億9000万円に落ち込み、約102億6300万円の最終赤字を余儀なくされ、継続企業の前提に関する重要な疑義が付されていた。加えて、キャッシュフローも厳しく、一部借入金について金融機関と合意のうえ11月末の返済期日を延期、動向が注目されていた。

負債は2008年9月末で約757億円。

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マンション管理士 メルすみごこち事務所

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