オフィスの近く、東京都庁です。
雨雲が低く垂れ込め、上階を隠しています。
丹下健三の設計したこの建物、雨雲に包まれてさらに荘厳な外観です。
こちらへ倒れてくるような錯覚すら覚える、迫力ある建築物です。
ところで、、
この都庁、ちょっと前の新聞で
「雨漏りがひどい」
「大規模修繕に1,000億円」
とありました。
過去の記事を検索すると、ブログ「新鮮空気」さんの記事で新聞記事もアップされていました。
ブログ本文には、
(抜粋)
雨の日の後、木造の住宅の柱がぴしぴしと鳴るのは、
木が水分を吸って、はいて、動いているから。
鉄筋コンクリートの大きなビルだって、それと同じように、
実は日々動いているのです。
窓を開け閉めすれば、ガラス回りのシールは動くし、
日があたれば庇の金属は伸び縮みする。
動かないものだと思って、ぴっちりと固めれば、
無理がでる。
建物を、生きていない、いつまでも丈夫で大きな塊だと思っていてはいけない。
(以下略)
とてもシンプルで分かりやすいコメントですね。
重厚間のある外観と、漏水被害が出てメンテナンスコストがかさむ内部事情。
どんなものでも表裏一体なのだ、傘を差しながら感じたひと時です。
マンション管理士 メルすみごこち事務所