マンション業界に新たな激震!
クレッセント・ディアナコートシリーズのマンション分譲を手がける中堅デベロッパー(東京・神奈川では超有名)の株式会社モリモトが民事再生手続きに入りました。
つまり倒産です。
負債総額は1,615億円。
アーバンコーポレイション(2,518億円)に次ぐ規模の負債額です。
なおメルすみごこち事務所では現在、モリモトの子会社で管理会社のモリモトクオリティ(旧オー・エム・サービス)が管理するマンション管理組合のコンサルティング中であり、管理組合の財産保全と建物のアフター補修(最長10年)の保証について確認中です。
皮肉なことに、最近相次ぐデベロッパー破綻を受け、対応は手馴れたもの?になっており慌てることはありまんが、管理組合の動揺や不安を受け止め的確にサポートするのがマンション管理士の務め、ですね。
取り急ぎ。
★モリモトのウェブサイト(11月28日更新)から、申立ての理由について以下の通り記載があります。(一部抜粋)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(前略)しかしながら、昨年夏頃からのサブプライム問題に端を発した金融情勢の悪化により、不動産市況が急激に冷え込むこととなり、加えて本年9 月のリーマンショック以後の景気の状況は更に厳しいものとなっておりました。
このような中、当社においても、本年に入ってから、賃貸不動産開発事業における販売先の資金調達難及び不動産分譲事業における購入者の買い控えから、販売用不動産の在庫が増加し、資金が固定化するなど、当社の資金繰りは大変厳しい状況が続いてまいりました。
このような状況のもと、本年10 月になって、賃貸不動産開発事業において売却を予定していた物件の販売先において資金調達が困難となり入金が滞り、また新規物件の仕入資金の調達がずれこみ自己資金で決済せざるを得なくなったことから、今般、平成20 年10 月末日までに予定していた約定弁済資金の確保が厳しい状況となっておりました。
その後、当社は、金融機関各位のご理解・ご協力のもと、再建を企図いたしましたが、本日、当社の監査法人からの監査意見がいただけなかったことから、やむを得ず民事再生手続の申立てをした次第です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マンション管理士 メルすみごこち事務所