※2016年12月7日に改定しました。
Q.理事長です。せっかくマンション管理組合のために活動してきたのに、総会議案に出したら「そんなの聞いていない」「勝手に進めるな」と批難され、議案も否決されてしまいました。何が悪かったのでしょうか?
(熱心が空回り さんヨリ)
A.広報をしていないか、広報のやり方が悪いか、です。
せっかくマンションの為になる活動でも、他の管理組合員に伝わっていなければ「勝手にやっている」「独断だ」と言われかねません。
とにかく理事会の活動プロセスが見えないことが、総会で反対される最大の理由です。
次に、広報のやり方が悪い可能性もあります。
例えば、、、
・広報紙が見ずらい(字が小さい、字ばっかり、字間・行間が狭い)・ボリュームが多すぎる・専門用語が多すぎる・広報の頻度が少ない
と言った理由で、せっかくの広報も「読まれていない = 伝わっていない」という結果になります。
広報は、ただすれば良いと言うものではありません。伝わって初めて「広報」と言えるのです。
広報=根回しと考え、「丁寧に」「しつこく」続けて下さい。
※カラーやイラスト・写真入りは効果的です。広報にお金をケチってはいけません。皆さんに伝わって総会合意を得るために、予算を増やして投資してくださいね。
ちなみに当社顧問先マンションでは、ほぼ毎月の理事会後にA3カラーの広報配布を提案し、顧問業務の一環として素案を作っています。
600戸 × 1枚50円 × 12回 として、年間360,000円の広報コストがかかっています。
それでも居住者の理解を得て総会等で気持ちよく合意されるのであれば安いものです。