先日、マンションの植栽調査業務で横浜市青葉区のマンションへ行ってきました。青葉区は皆さんご存知の通り、田園都市線沿線の閑静な住宅地域であり、そのマンションも地域にマッチした雰囲気と醸し出しています。共用敷地や館内廊下・通路等に十分なゆとりをもった、住みやすそうなマンションです。
しかし、植栽が活きていません。
植栽の良し悪しでマンションの雰囲気はいかようにも変えられますが、それに気付く人は少ないようです。毎日の生活があるので、現状が当たり前の景色になっているのでしょう。
一般的に、どのマンションにも共通しているのは、
「マンション管理運営の中で『植栽』は最も軽んじられている」
ということです。
それは、分譲主(ディベロッパー)やゼネコン、管理会社、そして管理組合のそれぞれの意識に当てはまります。
コンセプトのない樹木選定・配置、廃材(ガラ)が混ざった土壌、無為無策な管理会社、その管理会社に従うだけの造園業者、彼らが携わる維持管理。
そして無関心な管理組合、、、
今回問い合わせを頂いた、ということは、そのマンションは植栽を通じてマンションそのものが良くなる可能性を十分に持っている、とも言えます。
少なくともマンションの中で一人は現状を憂慮し、「良くしたい」という熱い気持ちを持っているのですから。
熱い気持ちで取り組む人のいるマンションがある限り、我々の存在する価値があると思っています。
なお、実務的には簡易的な調査を終えたところで、次は理事会へ報告&提案、採用されれれば本調査、、、といった流れになります。また進捗が報告できればと思います。
※次回は「植栽がきれいに保たれない理由」をもうすこし細かく書いてみます。
マンション管理士事務所(メルすみごこち事務所)
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