前回ブログ「管理組合の風物詩…理事会の役職を決める時…」で書いたように、マンション管理組合において輪番制で回ってくる理事会役員の役職決めは、その一年の管理組合活動の良し悪しに大きく影響してきます。
もっとも、ほとんどの方はなるべく楽な役に就きたがります。
ここで言う「楽」とは、
「仕事量の少ないこと」
の他に、
・総会などで大勢の管理組合員を前に説明する役(プレゼン能力)
・議事録や広報などの書類作成役(作文能力、パソコン技術)
・会計資料をチェックする役(数字を見る能力)
など、自分の苦手分野の仕事はしたくない、という想いもあります。
また、
・責任を取りたくない、責任ある立場を免れたい
と言う人も多いでしょう。
ところで、多くのマンションで上記のような負担から逃れられる役職があります。
それは、副理事長です。
副理事長とは、法律や規約では「理事長をサポートし、理事長不在時には代行する」役割です。一見、理事長に次いで非常に重たい役職に見えます。
ところが、実際は理事長のピンチヒッターをする機会などほとんどありません。総会の時期に理事長が長期出張したり、理事長が病気になったとき位でしょう。
また副理事長には具体的な仕事が定義されていません。「会計理事」「駐車場駐輪場担当理事」「防犯担当理事」などの一般理事や監事の方がよほど具体的な仕事を持っています。
その一方で外見上は重みのある役職であり、何となく責任がありそうですから、何も知らない人は副理事長になりたがりません。
もし私が理事会役員候補になり、「理事会役員など嫌で無関心で、できるだけ楽な役をやりたい」と思うなら、迷わず副理事長に立候補します。他の皆さんに喜ばれますし、自分も楽ができますから(笑)
逆を言えば、副理事長に具体的な仕事を与えることで、理事長や一般理事の仕事や負担が減り、理事会活動が活性化する可能性が生まれます。
では副理事長にはどのような仕事を与えると良いでしょうか?
また、副理事長にはどのような性格の方が適任でしょうか?
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《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》
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