先日、知人のKさんから新築マンション購入の相談を受けました。
物件調査をプロのリサーチ会社へ依頼し、建物や周辺環境は大丈夫そうだ、とのこと。
本人は盛り上がっています。不動産を買うときって、高額なだけに盛り上がりますよね。
深)「で、買うのですか?」
Kさん) 「う~ん、買うと思う」
本人は9割9部決めているようでした。
この方は買い替え希望で、現在居住中のマンションでは理事長や顧問を務めたりと、とてもマンション管理に熱心な方です。
私は一言だけ言いました。
「買ってから快適に住めそうですか?そのマンションは」
そう、そのマンションの住み心地が良いかどうかは、特にマンション管理に興味があればあるほど、「構成員」つまり同じ屋根の下で暮らす他の区分所有者が重要な要素になる、と私は確信しています。
人は急に変われないし、他人が変えることも出来ません。購入者と同じくらいの客層や世帯層が集まっていると比較的コミュニケーションがとりやすく、管理運営面でますます良いマンションに持っていくことが出来るのですが、、、
新築マンション購入の問題点は、
「どんな人が入ってくるか分からない」ということです。
私の経験では、あらゆる角度からリサーチすることで推測はできます。(後日コツを紹介しますね)
しかしそれも完璧ではありません。ですので当事務所は新築マンションの購入前調査は極力お受けしません。(住んでからの管理面の調査がもっとも重要と考えています。)
Kさんは現在住んでいるマンションで多くの区分所有者の管理に対する無関心に悩み、それも買い替えの一因になっているとのこと。
Kさんが住み始めてからも快適なマンションであることを、ただただ願っています。
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