新築のそれに比べて非常に少ないのが日本の現状です。「新品好き」そして「スクラップ&ビルドのDNAが染みついている」日本特有の現象です。(欧米では中古の流通がとても多い)
ところで、その中古マンション売買実績における「平均築年数」はどれくらいなのでしょうか?
ニュースにて興味深い記事がありましたのでご紹介します。
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(財)東日本不動産流通機構は、05年における首都圏の不動産流通市場を築年数ごとに分析した。
中古マンション成約物件の平均築年数は16.86年(前年比0.20年上昇)。新規登録物件は17.94年(同0.80年上昇)で、3年連続して成約物件が新規登録物件を下回った。つまり、住宅ストックが蓄積して古い物件が増える一方で、消費者ニーズが築浅物件に向いている傾向を示している。
成約物件の築年帯別構成比を見ると、築6~10年の物件が20.3%で最も大きな比率を占めた。バブル崩壊後に供給された物件が市場に出始めているため、98年には28.6%だった築10年以内の物件の比率は05年に35.7%にまで拡大している。一方で、95年にはわずか0.2%だった築30年超の比率が05年には11.7%と初めて1割を超えた。
(週間住宅オンラインより)
築30年以上の売買件数が大幅に伸びていますね。特に都心(山手線の内側)では、築年数の経っているマンションはゴロゴロあり、結構な値段で流通しています。
1)社会的な劣化(室内設備の老朽化・陳腐化)が気にならず、
2)耐震強度が取れていて(根拠がしっかりしている)、
3)管理組合の運営が的確にできていれば、
築30年でも全く問題ありません。
※上記3点の中で3)が一番大切です。3)なくして1)2)はありえませんから。