今日はマンションの長期修繕計画分析のご依頼をいただきました。
都心の新築マンションを購入し長く住もうとお考えのお客様で、実際に住んでからの建物維持・修繕の予定はどうなっているのか?とのご不安から、分譲会社(管理会社)が作成した計画書を分析することになりました。
昨年末に発覚した耐震偽装問題以降、マンション購入者の「マンション選びの視点」が、ほんの少しだけ変わったと感じるときがあります。
このお客様のように、「買ったとき」でなく「住んでから」をイメージして、将来まで快適に安心して生活できるかどうかを見る人と会ったときに、それを感じます。
建物の維持・メンテナンスについては、意外と多くの方、特に初めてマンションを買うような方にとっては興味の範囲外であり、
「管理会社へ管理費を払っているのだから直してくれるだろう」
「頑丈なコンクリートでできていて大手不動産会社が建てるのだから、長く安心だ」
と、根拠なく信頼しているふしがあります。
実際はきちんと点検・メンテナンス・修繕工事をしていって、初めて長期間にわたる安心を買うことができるのです。
建物も人間の体も同じです。
そんな簡単な事に気づけば、マンションを買うときの注意点もより高度になってくるでしょう。
このお客様は、将来的な維持修繕に向けて、各所有者から集める修繕積立金に余裕があるのか、という財政面からの調査を依頼しました。
今後このようなお客様が増えていけば、マンション管理運営に対する世の中の関心が高まり、見た目ではない「本当に良いマンション」「悪いマンション」の区別がついてくるでしょう。
当事務所の住み心地調査業務が少しずつ日の目を浴びる時が、ゆっくりゆっくりと近づいています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Blogサイトランキング 現在250位、もっと上へ!
クリック → 人気blogランキングへ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~