2013.9.10~メルマガ第42号~
【今回のお題:管理組合Q&A(1):管理会社フロントマンが若くて心配?】
マンション管理についてお客様からのご質問と、その回答について、
皆様が知りたいものを厳選してQ&Aの形で公開させて頂きます。
Q:管理会社のフロントマンが若くて心配です。(その1)
お世話になっております。
現在、管理会社の変更を検討しており、最終的に3社から1社を
選定することになりました。
選定の比較条件として、フロント担当者の良し悪しを入れていますが、
ある管理会社が予定しているフロント担当者が20代とあまりに若く、
ちゃんと担当してもらえるかが心配です。
フロント担当者は、年齢や経験年数は判断材料としなくても
良いものでしょうか?
A:ベテランと若手とでは良し悪しが表裏一体
◆若いフロント担当者の課題は、何と言っても
『経験不足』と『人事異動』
私も20代の頃に管理会社の担当者として修行させてもらいましたが、
お客様はマンションを購入する位の信用がある属性ですから、
それなりに人生経験や社会経験がある前提であり、経験のなさに非常に苦労しました。
経験とは、単にマンション管理業界についての経験だけではなく、
マンション内部の合意形成を支援する際に必要な『人生経験』も該当します。
若い方には、むしろこの『人生経験』が不足しています。
また、若くてそれなりに優秀な社員は人事異動(ジョブローテーション)が
考えられます。2~3年程度で異動になることも視野に入れておくべきです。
◆若いフロント担当者の期待できる点は、
『柔軟性と吸収力』『ネットリテラシーとスピード感』
逆に良い点に焦点を当てると、吸収力や柔軟性は若い方が有利でしょう。
ただし柔軟性については、担当者本人に柔軟性があっても、会社として
柔軟性がなければ、担当者が管理組合との間に挟まれてしまいます。
(全体的に保守的で慎重なスタンスのマンション管理業界では多い傾向です)
また見逃せないのが、パソコンやインターネットのスキル。
グラフ作成・居住者向けの広報などの資料作成に慣れている若者は多いし、
ネットを使って情報を仕入れることなどは得意です。
◆若いフロント担当者は
『素直さ』『モチベーションの高さ』『会社のバックアップ』で考える
若いフロント担当者には、業界経験や知識がありません。
会社がどれだけ本人をバックアップしてくれるのか、その仕組みの有り無し
(良し悪し)次第でカバーできます。
一方、人生経験のなさについては、
本人が「お客様から学ぶ、管理員から学ぶ」くらいの謙虚さと素直さがあるかどうか。
そして学んだものをアウトプット(出力)することが出来る積極性があるか。
このあたりで、
フロント担当者が若くても安心か、若くて不安かを判断して下さい。
◆ベテランのフロント担当者の良し悪しは?
(次回へ続く)
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以上「残暑を乗り切れ!夜は男の生野菜サラダ!を実践中」の深山でした!