2014.09.23~メルマガ第66号~
【今号のお題:女性だけのマンション理事会!?】
マンション管理組合の執行部、理事会のメンバーは、10年前まではほとんどが
男性主体でしたが、築20~30年を超えた管理組合になると、女性の数が確実に増えます。
そんな中、コンサル先のある管理組合で、
メンバーが「全員女性」というところがありました。
通常、マンション購入者(お部屋の名義人)が理事の資格を持っているので、
女性が単独でマンションを所有しているか、
夫婦で所有し共有名義になっているか、、、になります。
法律的なことはさておき、理事会は男性主体のメンバー構成であるところがほとんどなので、
女性主体のコミュニティを非常に興味深く体験させて頂きました。
私が感じた「女性主体の理事会」の傾向は、、、
1)とにかく明るく、会話が弾む。
2)参加者の多くが積極的で、遠慮する人は少なく、意見が次々と出てくる。
3)話が井戸端会議的に脱線することがある。
4)いわゆる「話のまとめ役」がいないと、結論を出すのに時間を要したり、
途中で話の出発点がわからなくなり迷走する。
5)特に主婦の理事に盛り上がる議題は「生活に密着したもの」や
「目に見えるもの(管理員や清掃、植栽、建物や設備の一部破損など」が多い。
6)ルール(規約や細則)についての理解が不得意(その分発想が柔軟、ともいえます)。
7)建物や設備の話や、会計を苦手とする方が多い。
女性(特に主婦)主体の場合、(会話と言う意味での)コミュニケーションは
うまく取れる反面、一度もつれると感情的な対立に発展する可能性が
やや高いと感じます。
女性中心の理事会では、我々コンサルタントの仕事は専門知識の提供プラス、
話の交通整理をするファシリテーターとしての役割を意識することで、
理事会の「血流」が良くなり、運営が一気に前進します。
コンサルタントがいない場合は、管理会社に上述の役目を担って頂くよう
依頼することをおすすめします。
★中規模・大規模マンション管理の問題解決と合意形成は得意です!
https://e-sumigokochi.com/sougou/komon/
以上「錦織を「にしこり」と読むことを最近知って恥をかいた」深山州でした!