コラム

マンション近隣間の騒音と、ついて良い嘘

はるか昔の話から。

私がマンションに引っ越してきて、数年後に息子が産まれ、

その子が成長すると、部屋や廊下を走りまわり始めます。

当然、下階の住戸の奥様から苦情の連絡が入ります。

私はすぐに息子を背負ってお詫びに行きます。

するといつもは人前で泣きじゃくる息子が、

その奥様の前では不思議と泣きません。そのことを伝え、

『抱っこしてもらえますか?』とその奥様に息子を渡すと、

はじめはお怒りの奥様が次第に笑顔になり、

『子供を抱っこするのは何年ぶりかしら。私で泣かないなんで。可愛いわね』と顔が緩みます。

そして息子には奥様と会うたびにきちんと挨拶するように

しつけます。(誰にでも挨拶するのはいうまでもありませんが)

こうして隣人とコミュニケーションを取ることで、多少のやんちゃ坊主が

ドタドタやっても許容してもらえるようになります。

もちろん我が家としてそれに甘えることはなく、子供には音を出さないように育てます。

物心つかない子供に『音を出すな』と言っても難しいですし、

親がヒステリックになれば子供も歪みます。

大切なことは、音をゼロにすることではなく、なるべく配慮しながら、

一方で音を受け止める近隣の許容範囲を広げてあげることです。

そのためには『奥様の前ではなかない息子』という嘘も

ついて良い嘘だ、と私は思います。

マンション大規模修繕を成功に導く9か条
メディア実績
ニュース-シブ5時
防火ブログ
マンション大規模修繕を成功に導く9か条
賃貸マンション・貸しビルの建物まるごと安心サポート