『マンション管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代をリードする』
これが、当社の掲げるたった一つの理念です。
マンション管理組合、特にその執行部である理事会の取り組み次第では、個々の居住者の住み心地は確実に良くなります。一方で、いくら住み心地が良くなっても、これからマンションを購入しよう、あるいは借りようとしている検討者や、中古マンションを流通させる不動産仲介業者に対して「良さ」や「特徴」が伝わらなければ、対外的な評価(=不動産価値)につながりません。
これからは、個々のマンション管理組合が、その取り組みと成果を外部に積極的に発信することで不動産価値を自ら高めていく時代であり、業界の先頭に立ってその時代を切り開いていくという決意の表れが私たちの理念です。
この理念の行き着くところは「マンション管理組合の格付け」です。
一見して似たような外観のマンションでも、“管理(=人・コミュニティ)”の違いを「見える化」することにより、ユーザーが間違いのないマンション選びをすることができ、管理組合(住民)は自分のマンションを良くしようと汗をかけばかくほど不動産価値にも反映され一層報われる―そういう流れを作って行きたいと考えています。
我々マンション管理士や修繕アドバイザーが行う助言や提案は、直接的には管理組合の全体利益を目指しており、理事長個人や役員・関係者など特定の方の個人的利益のために行うことはありません。管理組合の全体利益を追及することこそが将来、管理組合運営に尽力されている関係者のみなさまに最高の利益をもたらすことになると信じています。
我々は、常に長期的な視点に立って助言や提案を行います。短期的な視点に基づく助言や提案によって一時的に課題解決したように見えても、時間の経過とともに矛盾や別な問題が生じる可能性が高くなります。短絡的な課題対応はマンションの将来にツケを回すだけと心得ます。また、毎年のように代替わりする理事会メンバーの意図に合わせて助言や提案の方向性を変えてしまうことも、理事会運営の混乱や、停滞を招く恐れがあります。我々のサポートは管理組合運営に一貫性と安定性をもたらすものでなければなりません。
我々がいつまでも管理組合様をご支援することになるとは限りません。我々が業務を完遂した後、5年、10年、20年経っても変わることのない価値とは何かを考え、我々の支援がもたらす未来を常に想像しながら提案、助言を行って参ります。
我々は、優秀な管理組合運営コンサルタントであるために、次の3つの能力を持ち合わせたプロフェッショナルな人材になることを心がけます。
管理組合で起こる問題や課題に、類似のケースはあっても全く同一のものはありません。立地・築年数・棟数・階数・、マンションタイプ・ルール、そして何より「人」-所有者、住人、コミュニティが異なるからです。 したがって、我々は一つの成功体験をそのまま別の管理組合へ流用するのではなく、マンションごとの個別事情を勘案し最適な解決案を提示することを心がけます。
課題解決能力は、「マンション管理士」「長期修繕アドバイザー」がマンション管理組合からプロフェッショナルとして一番求められ、最も磨かなければならない能力です。
インタープリターは「説明者」であり「通訳者」とも訳されます。
たまに、専門知識を持たない管理組合(理事会役員や区分所有者)に専門用語を並べたてて「私、凄いですよ」アピールをする専門家がいますが、理事会役員や区分所有者が十分に理解しないまま物事を進めると、早晩行き詰まり、結局信頼を失うことになります。
我々は、理事会役員や区分所有者の皆さまが『運営や修繕に関する専門知識を全く持っていない』という前提に立って“誰にでもわかるような説明”に努め、マンションのことに興味・関心を持ち管理組合の運営に主体的に参加していただくきっかけになることを目指しています。
「説明が大変わかりやすい」は我々にとって有難い褒め言葉です。
ファシリテーションとは、主に会議やプロジェクトの進行手法のことで、参加者に発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりして合意形成や相互理解をサポートすることにより組織を活性化させる一連の言動や技術のことです。この技術を持ち役割を担う人材をファシリテーターと言います。
組織の構成員である区分所有者(組合員)の居住目的や所有理由・価値観が千差万別であるマンション管理組合は、マンションの専門知識を持った専門家が、同時に“ファシリテーター”であることを潜在的に求めていると考えています。
我々はマンション管理組合のファシリテーターとして、『ファシリテーションの技術』、『管理組合全体の利益というゴールへの信念』、『高いモチベーション』を持って、総会、理事会等の会合の場に臨むことを心がけます。
「なぜ?」という問いが出てこなくなったら、「どのように?」という好奇心が生まれてこなくなったら、コンサルタントとしての成長は終わりです。
我々は常に好奇心の泉を心に持ち、質問力を鍛え続けることを心がけます。