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2008.09.18

「つなげる」ということ

問い合わせのあったマンション管理組合へ行き、1ヶ月もお付き合いしていくと、


「専門用語を連発する管理会社社員」と「理解できない理事会」


「勉強熱心で早口な理事長」と「関心を持てない他の理事」


「深夜にメールを飛び交わす若い理事」と「ついていけないリタイア組の理事」


「突っ走る理事会」と「情報が回ってこない管理組合員」


「理不尽なクレームや要求を突きつけるモンスター区分所有者」と「悪くないとわかっていても黙って耐え続ける管理会社」


「会社と管理組合の間に挟まれ苦悩するフロントマン」と「利益と合理性を最優先する管理会社」


「交流がなく感情で対立する上下階住戸」


「本当は改善提案したい下請け会社」と「放置する管理会社」と「情報が届かない管理組合」


「業務を的確に遂行している管理会社」と「コストばかりに目を光らせる理事会」



その他、、、などなど、マンション管理の現場では、このような

「ニ者(三者)による不十分な意思疎通」
「ミスコミュニケーション」
「思いやりに欠けた説明」
「自分の考えを押し通したいというエゴ」
「自分の経験が正しい、という囚われの心」


が原因で、当事者間にストレスが生じたり、無用のトラブル・クレームに発展することが非常に多いと感じます。




よくよく話を聞いてみると、考え方や目指すゴールはほとんど一緒なのに、その合意形成プロセスで両者が



「つながっていない」



ために、わざわざ回り道をしたり、違った方向へ進んだり。

元々「議論」の苦手な日本人の集まりでは、感情的な言い合いやいがみ合いに発展するケースが非常に多いです。




あなたのマンションにもこのような「情報の断線」はありませんか?
また、あなた自身と周辺との間で「コミュニケーションの断線」をおこしていませんか?





切れてしまっている配線をつなげること。

つながること=お互いが心地良くなること。




具体的な課題の解決は『手足・枝葉の問題』であり、それよりもこれら根本的・潜在的な問題の解決に目を向けないのは「木を見て森を見ず」です。

管理組合内部で起こっている「断線」の修復を優先(または具体的課題の解決と同時並行)させたほうが、長い目で見て有益です。





「つなげること」

これは決して報酬には含まれませんがPricelessであり、
この意識はマンション管理士のスタンスのとして常に持ち続けたいと思っています。(自戒の念を込めて)

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