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2006.04.24

エレベーターの地震時管制運転装置

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あなたのマンション、地震対策は大丈夫ですか? 4月22日のニュースで、国土交通省の社会資本整備審議会建築分科会建築物等事故・災害対策部会にて、地震においてエレベーターの閉じこめ事故や運転停止が多数発生し、また救出や復旧に時間を要したことの対策として、(早急に講ずべき施策として)「P波感知型地震時管制運転装置」の設置を義務付けることが検討された、との情報がありました。


 ところで皆さん、エレベーターの「地震時管制運転装置」をご存知ですか?


 地震時管制運転装置は、地震発生時に感知器との連動で自動的にエレベーターのかごを最寄階に停止させドアを開ける装置であり、乗客の安全を図り機器の損傷を防止する目的で作られました。


地震時管制運転装置(S波) 写真はS波を感知する機器です。中央にアナログ体重計の表示計のようなものが付いており、これが地震時に一定以上触れると装置が起動します。地震の振動以外(人間が揺らしても)感知しません。
 携帯電話が乗っかっているので機器の大きさのイメージがつかめると思います。

 地震の振動は、簡単に言うとP波(初期微動)とS波(主要動…つまりグラグラっとくるメインの振動)があります。一般的に初期微動を「P波センサー」がキャッチし、かごを最寄階でいったん停止させ、メインの振動(S波)がくる前に利用者はエレベーターから降りることができます。その後、「S波センサ」がメインの地震を感知し、揺れが小さい(震度1~3程度)場合は自動的に運転を再開します。

 震度4以上の地震の場合、保守点検会社による手動での復旧が必要となります。

 昨年7月の夕方に千葉県を震源として起こった中規模地震では、震度が4を越えた多くの地域では、復旧(保守点検会社の作業員派遣)の優先順位が低いマンションで翌早朝までかかったところもありました。(私がコンサルで関わっているマンションでも、12時間エレベーターが使えなかったところがあり、重い荷物を背負いながら階段で10階以上登る居住者もいました。)

 古いマンションではこの装置が付いていないところも多く、私のお勧めは「モダニゼーション」(部分更新)するときに追加設置することです。

 装置そのものは30万円前後ですので、管理組合の負担としては大きくありませんし、総会で否決されることは少ない提案です。
 当事務所ではエレベーターの事前調査・改修提案・工事監理も受けています。お気軽にご相談ください。
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