コラム

我がマンションの植栽が育たない!(4)

2013.11.26~メルマガ第47号~

【今回のお題:我がマンションの植栽が育たない!(4)】

マンションの植栽を改善するための提案を
実際に成果がでている顧問先マンションの事例を出しながらを紹介しています。

◆マンション植栽の改良事例

 『シニア主婦のひとことが130戸で1200万円を動かしたマンション』
(横浜市港北区、築30年弱で130戸のファミリータイプ)

大規模修繕工事を終え、建物が綺麗になった様子を見た
最高齢のシニア女性理事さんが、ボソッと

『せっかく建物が綺麗になったのに、植栽がくたびれて全体的に古い感じよね』

と仰ったことがヒントとなり、建物と共に周囲の緑も生まれ変わろう!と
植栽の全体改修を提案しました。

※前回コラムはこちら!
http://e-sumigokochi.com/article/14970690.html

◆マンション管理士は植栽のプロではない。そこで、、、

とはいえ、私は植栽については素人で、庭木の本を2冊買って熟読したものの、
個々の樹木の名前や特徴を覚えた程度で、マンションガーデンの全体を描く力など
ありません。

そこで考えたのが、

「マンション植栽のデザイン提案コンペ」

でした。

かいつまんで言うと、

「このマンションの庭を10年後にこうしたい!というプランで業者を比較する」

ということです。

何も、自分がすべてを生み出すことはない、生み出せる人を選定することができれば、、、
と言う考え方です。

◆植栽デザインコンペの流れは、、、

そこで次のような手順で進めました。

1)造園業者の選定
 →日本風の「庭」ではなく、マンションに適合した「ガーデン」作りが
  得意そうな企業をインターネットから3社、現行の造園会社とあわせて
  4社を候補としました。

2)見積依頼
 →見積依頼書には、細かな仕様は一切設定せず、
  「想い」と「予算(超概算で松竹梅)」だけを伝えました。

3)現場説明会
 →植栽に明るく興味がある女性理事が主体となって、各社に現場を見せながら
  想いを伝えます。ここでは「こうやって欲しい」など具体的な要望は一切伝えません。

4)資料提出
 →松竹梅のそれぞれのプランと、イメージ図、そのイメージに対する想い(コンセプト)
  概算金額とを明確にした提案書の提出を受けました。
  この時点で現行の造園業者は「自社では無理」と辞退されました。

5)住民参加のコンペ
 →各社30分ずつ、資料をもとに説明して頂き、住民との質疑応答を経て、
  参加者全員の投票で1社を選定しました。

6)臨時総会
 →今回は単に一部樹木の入れ替え、といった規模ではありませんでしたから、
  特別決議(3/4以上の賛成で可決)での承認を目指しましたが、
  見事反対ゼロで可決されました。

7)改良作業開始
 →準備期間を経て、2ヶ月をかけて大改良を遂行しました。
  植え始めは樹木が小さく寂しく見えましたが、それも将来を見越して
  計画的に進めるため許容の範囲です。

  あれから2年弱、今では選定された造園業者のイメージ図に近づきつつあり、
  皆さんガーデンを楽しんでいます。

と、ここまでが大まかな流れです。
次回コラムでは、上記の流れの中で出てきた課題や問題に対する解決プロセスと
その後の様子についてお話しします。

(次号に続く)

 

★マンション植栽も問題解決と合意形成!理事会顧問業務とは?
http://e-sumigokochi.com/category/1263073.html

 

以上、「泊り込みが増えてきてオフィスへ寝袋を持参する」深山州でした!

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